オウンドメディア構築〜DSRの場合〜

いくら方法論を述べたところで、実例が無いとなかなかイメージはしにくいと思います。

ですので、ここでは私が運営している男子力.jp(以下DSR)というオウンドメディアを例にし、その成り立ちやコンセプト、目指すものの具体的例を挙げながら、オウンドメディア作成・運営の工程などをまとめていきます。

Contents

0.前提・ゴール設定

(1)自分が楽しんで運営できる

まずは大前提として、自分が楽しんで運営できるかどうかが重要です。
やはり好きだったり面白いと思っていないと、なかなか続けることは難しいですよね。

いくら収益性が高かったり、アクセスを集めやすいものであっても、あなたの興味が続かなければ意味がありません。

 

(2)広告収入が入る

これも前提ですね。

収入の入り方はアフィリエイトでも、自分の商材販売でも構いませんが、そもそも収入が入る仕組みができていないとビジネスとして成り立ちません。

ですのでいくら自分が楽しめるものでも、全くニーズが無かったり、収益に繋がらないものである場合は、残念ながら前提を見直すことをオススメします。

 

1.ターゲットを決める

(1)女子力という言葉は聞く → 男子力 と言うのはどうか?

私の着想は結構単純なもので、当時は女子力という言葉が度々メディアなどに登場してました。

でも、「男子力って全然聞かないな」と思ったことが、男子力.jpというオウンドメディアを作るきっかけです。

あとは、danshiryoku.jpというドメインが空いていたことも後押ししてくれました。

 

このあたりは商材ありき、テーマありきによって違うと思います。

 

(2)男性は結婚すると服装を気にしなくなるのがもったいない

男子力をテーマにしたメディアを作るにあたり、まず思ったのは結婚した男性のことです。

女性は結婚しても身なりに気を遣っている人が多い印象ですが、男性はほとんどが服装などをあまり気にしなくなります。

 

元々興味がない場合もあるでしょうが、奥さんや子どもはファッションや身だしなみにこだわるのに、どうして男性はこだわらないのか。

結婚しようがしまいが、男性もいつまでも好奇心を持って人生を楽しんでほしい。

そんなことを思いました。

 

(3)検索で情報収集している人にとって、有益な情報収集ができるサイト運営をしたい

あとは、今や検索での情報収集は当たり前であり、お店とかに行くよりもまずは検索する人が大半を占めるそうです。

とはいえ、検索結果に出てくる情報は必ずしも有益なものが揃っている訳ではありません。

 

Googleのシステムも日進月歩で進化を続けていますが、それでも「どうしてこんな記事が検索上位に?」と思った経験はあなたもあるんじゃないでしょうか。

そんな思いをする人は1人でも少なくし、有益な情報で満足してもらいたい。

私にはそういう願いもありました。

 

(4)メインターゲットは20〜30代の独身男性

ただ、メインのターゲットを既婚男性にするのは難しいとは感じていました。

本当は既婚男性にしたかったですが、世のお父様方には決裁権が無いことがほとんどですし、「失礼ながら可処分所得が低いのではないか?」と思ったからです。

 

そのため比較的自由にお金が使える独身男性に対し、パパになる前の段階で男子力を磨いてもらうのはどうだろうと考えました。

 

2.コンテンツ内容を決める

(1)コンセプト:男を磨いて力を高めろ!

コンセプトは最初から変わっていません。

「男を磨いて力を高めろ!」

男子力を高めるためには男を磨くのが一番だと思うからです。

 

あえて命令口調にしているのは、「少し年上のオジサマが20〜30代の独身男性に手ほどきをする」という設定にしているから。

なので記事は基本的に「ですます」ではなく、「である」調で書いています。

 

(2)カテゴリー:競合サイトを見ながら、カテゴリー・コンテンツ内容を固めていく

カテゴリーやコンテンツ内容を決めていくにあたっては、競合サイトや雑誌などをチェックしてください。

自分が詳しかったり好きなことであっても、好き勝手に書いてアクセスを集められる訳ではありません。

 

まずは人気のあるサイトに学び、真似をするくらいがちょうどいいですね。

カテゴリーもあまり多くしすぎず、7個以内ぐらいがオススメです。
実際私もそういうふうに情報収集を進め、カテゴリーやコンテンツの方向性を決めていきました。

 

(3)モデリング:R25、ロケットニュース、MEN人など

私はモデリングにあたっては、特にR25を意識しました。

私自身がR25だった時にフリーペーパーのR25は大人気で、奪い合いになっていたのは懐かしい思い出です。

 

R25のターゲットはアラウンド25。
つまりは25才に近い人で男女問わずにターゲットなので、幅広いといえばかなり幅広いですよね。

ただ年齢層ではかなり近いので、それを男性向けにすればイメージはぴったりだと思ったんです。

 

あとは個人的に好きなロケットニュース24。

”個人的に好き”といったものの決してニッチな訳ではなく、相当なアクセスを集めている有名サイトです。

DSRでは記事タイトルなどでかなり影響を受けています。

 

(4)キーワードプランナー:メインキーワードの関連ワード作り

この時点でサイトにとってメインとなるキーワードが既に存在する、または見つかったのであれば、それを基にコンテンツの候補を決めていきます。

例えば筋トレのオウンドメディアであれば筋トレ、健康維持、体力作りなどがメインのキーワードになるでしょうし、ガジェット系ならスマホとかiPhoneとかイヤホンなどがメインのキーワードになるかもしれません。

 

DSRの場合は「20~30代の独身男性向け」という方向性はありましたが、あえてメインのキーワードはそこまで絞りませんでした。

扱う商材やサービスが決まっているならメインのキーワードを設定し、それを基にコンテンツ作成していくべきですが、そうでない場合はそこまでガチガチに固める必要はないかと。

 

ただ、メインのキーワードが決まっていれば、そこから関連するワードで広げていけますので、作業のスピードはより速くはなります。

 

(5)記事の種類:定番記事と流行記事の使い分け

記事コンテンツには流行り廃りに左右されないものと、そうではないものがあります。
例えば二日酔いの対策や冠婚葬祭のマナー、心理学の話などは流行にほとんど左右されません。

それに対して芸能ネタや時事ネタ、タピオカやパンケーキなどの一時的なブーム、新製品の情報などは旬を過ぎるとほとんど読まれることはなくなります。

 

ただ、当然ですがどちらにもメリットデメリットがあります。

定番記事 流行記事
メリット 安定的にアクセスを集める ハマればアクセスが爆発する
デメリット アクセスが爆発することはほとんどない 運に頼る部分が多く、時期を過ぎればアクセスはほぼ0

そのため、両方をバランスよく書くのがベターです。

 

3.情報収集

可能であれば情報収集は様々な媒体で実施してください。

 

(1)WEBサイト:R25、ロケットニュースなど

まずは一番手軽なWEBサイトです。
競合サイトは基本的に日々更新しているはずなので、新鮮な情報も得られます。

DSRの場合はモデリングとして挙げたR25やロケットニュース、ガジェット通信、その他スマートニュースなどのキュレーションサイトも閲覧しています。

 

特定のサイトを巡回するのも良いですが、気になるワードや作成しようと思うコンテンツなどで実際に検索して、上位に表示されたサイトの記事などもチェックしましょう。

 

(2)SNS:Twitter、Facebook、Instagram

SNSも情報の宝庫です。
特に情報が早く、話題になりやすいのはTwitter。

利用者数の減少などが叫ばれてはいますが、今も昔も日本人はTwitterが大好きです。

 

Twitterの爆発力・拡散力は他のSNSはもちろん、WEBサイトやTVですらも太刀打ちできません。

オウンドメディアを作るのであれば、Twitterは有効活用すべきです。
炎上のリスクはありますが、うまく使えばアクセスアップの強力な味方になってくれます。

 

もちろん情報の早さもピカイチなので、トレンドをいち早く掴めます。
そして、意外と使えるのがヤフーリアルタイム検索。

これは、Twitterでリアルタイムで話題になっているワードを拾うことができます。

 

昔の話ですが、私はこれで成人式のはれのひ事件を知り、アクセスの爆発につなげることができました。

 

(3)雑誌・書籍:メンズノンノ、LEON、ゲットナビ(ガジェット系)など

ネットでの情報収集は手軽なので、ついついそれで完結してしまいがちですが、紙の雑誌や書籍を手に取ることも重要です。

紙の媒体は、もちろんサイトのコンテンツやSNSに比べればスピード感は無いですが、その分情報が精査されており、根拠もしっかりしているものが多いです。

 

サイトのコンテンツやSNSの情報は、いわば有象無象。
スピード感はありますが、どこまで正確なのかわからないものも多いですし、根拠のないものも多いです。

それ以外にも雑誌には、ネットの情報収集では見つけられないようなニッチな情報が眠っている可能性もあります。

 

(4)TV:ニュース番組、バラエティー、スポーツなど

もちろんTVも情報収集の材料になります。
だいぶネットに勢力を持って行かれてはいるものの、まだまだ媒体としての強さは健在です。

ただ、注意しないといけないのは、目的も無く見ていると時間ばかりを取られることになりかねません。

 

TVは情報の見せ方やCMへの引っ張り方、組み立て方が本当に良くできており、ついつい次が気になるように構成されています。

なので番組表などを参照して決め打ちして見るか、逆にTVのそういう構成を勉強するか、狙いを絞って見た方が良いです。

 

4.記事作成

では、ここからは記事作成についてまとめていきます。

 

(1)メインキーワード(テーマ)を決める

記事作成にあたっては、まずメインのキーワードを決めます。
テーマと言い換えても良いかもしれません。

やはり、メインとなるキーワードが決まっていないとふわっとした内容になってしまいます。

 

基本的には1つに絞りましょう。
ただその上で、ある程度の文章量が書けるメインキーワードやテーマであることも重視してください。

キーワードを絞っても、広がりが無ければ有用なコンテンツにはなりえません。

 

(2)サブキーワードを決める

サブキーワードにはサジェストキーワードが有効

メインのキーワードが決まったら、サブのキーワードを決めていきます。

メインが「商品名」であれば、一般的には「口コミ」「比較」「使い方」などがサブキーワードになっていきます。

 

この辺りは先ほどご紹介したキーワードプランナーが使えますが、それ以外にもサジェストキーワードというものが使えます。

サジェストキーワードは例えば「筋トレ」で検索すると、こんな感じで候補として出てくるキーワードのこと。

このキーワードは実際に検索数の多いものが表示されているので、多くの人にとって興味のあるキーワードということになります。

ちなみに「筋トレ」の後にスペースを空けて「あ」と入力すると、「あ」から始まるサジェストキーワードを表示してくれます。

ということはお気づきの通り五十音はもちろん、アルファベットや数字でも該当があれば表示してくれるので、かなりのキーワードを拾えることになります。

 

グーグルサジェストキーワード一括DLツールでサジェストキーワードをまとめて抽出

でも、いちいち入力していくのは面倒ですよね。
しかも検索画面ではサジェストキーワードのコピーなどもできません。

ただ、そんな手間を省いてくれる便利なツールがあります。
それは、グーグルサジェストキーワード一括DLツール

こちらにキーワードを入力すれば、サジェストキーワードをまとめて取得することができます。
基本的にはグーグルだけで十分なんですが、一応ヤフーやビングのサジェストも取得できるようになっています。

 

(2)記事の大まかな流れを決める

メインキーワード、サブキーワードが決まったら記事の大まかな流れを決めていきます。

私の記事の構成は基本的にほとんど決まっており、下記のような流れで進行していきます。

 

A.概要

B.なぜ紹介したいのか。言葉の定義や成り立ちなど

C.商品や紹介するものの詳細

D.自分が体験した詳細

E.他の体験者の声(Twitterなど)

F.まとめ

 

構成については基本的にわかりやすいものであれば問題ありません。
ただ、こういう時に競合サイトの調査などが役立ちます。

競合サイトに限らず、人気のあるサイトにはある程度決まったコンテンツの流れがあります。
まずはそれを真似してみるのが良いでしょう。

 

(3)記事タイトルを決める(キーワードを必ず入れる)

記事タイトルにはメインキーワードを入れる

その後は記事のタイトル決めです。

先にタイトルを決めてしまっても良いですが、それに記事の内容が引っ張られたり、タイトルとの整合性が取れなくなる可能性もあるので、ある程度記事の内容が決まってからのほうが良いと思います。

 

とりあえず、記事タイトルには必ずメインキーワードを入れましょう。

できればタイトルの先のほうにメインキーワードは入れたほうが良いですが、それはあくまでも「できれば」で構いません。

 

記事タイトルと記事の内容には食い違いが無く、自然な文章で

あとは、記事の内容とまったく関係が無かったり、記事から想像ができないようなキーワードを入れるのはやめましょう。

サジェストツールなどでキーワードをたくさん見つけるとあれやこれやと盛り込みたくなるんですが、タイトルのキーワードはメイン以外にサブを2~3個程度でOKです。

というか、それ以上詰め込まないほうが無難です。

 

以前は記事タイトルにキーワードを詰め込んでも上位表示ができましたが、今はグーグルの判定が厳しいですし、ユーザーのリテラシーも上がったのでおかしな文章のタイトルはクリックしないようになってきました。

表示されているのにクリックされなければ評価は下がりますので、一時的に上位表示されたとしてもすぐに順位は下がります。

 

記事タイトルの目安は32文字。記事内容を踏まえつつもインパクトがあるものを

記事タイトルの目安は32文字程度。
それ以内に収まっていれば、グーグルの検索結果で文章が途中で切れずに表示されます。

記事タイトルにはメインキーワードとサブキーワードを入れることや、記事内容との関連をもたせることなどは書いてきました。

 

そして最終的に重要なのは、やはりインパクト。
どんなに魅力的な記事でも、読まれなければ意味はありません。

なので、タイトルを見てクリックされるかどうかは非常に大きなポイントです。

 

これはやはり、人気サイトを参考にするのが一番だと思います。
少し古いですし、もうそのコンテンツが存在するかはわかりませんが、私が印象に残っている記事タイトルをいくつかご紹介します。

 

何この歌声…!超有名アーティストまでも虜する女性シンガー「Aimer」とは?

男性必見! お疲れアラサー女子が求める“甘~い”癒やし方4選

すぐに好感度がアップする3つの方法

〔東京カフェ 〕 ほんとは秘密にしておきたい東京都内のおしゃれカフェ6選〔下町〕

その面白さはプライスレス!低予算なのに評価の高い映画まとめ

シャワーじゃダメ!美肌女子が夏でもお風呂に入る5つの理由

 

(4)メイン・サプキーワードもh2タグに入れる(h3タグは流れで)

記事タイトルにそこまでキーワードを詰め込まなくて良い理由は、ここにあります。
一般的に記事タイトルはh1タグ、それ以下のいわゆる小見出しはh2タグやh3タグと呼ばれます。

これ以上に階層を深くすることもできますが、h4ぐらいまでにとどめておいた方が良いと思います。
そしてこの中にも、メインキーワードやサブキーワードを適宜入れ込むようにしましょう。

h2、h3までなら、記事タイトルに近いレベルのSEO対策になるとも言われています。

 

5.記事の注意点

次は記事作成時というか、文章を書いていく上での注意点についてお話しします。

 

(1)テンポ(文末、体言止め等)

正しい日本語を使えているとか、主語述語がはっきりしているに越したことは無いんですが、それとは別に大事なこともあります。

個人的にはテンポというか、文末を結構大事にしています。

 

例えば、

「○○な商品です」
「こういうお店で売っているようです」
「○○な人におすすめです」

というように語尾が同じだと文章が単調ですし、ちゃんと考えて文章を打っているのかと思われかねません。

 

なので、

「○○な商品です」
「こういうお店で売っているようですね」
「○○な人にオススメ!」

という具合に体言止めや、呼びかけるような「〜ね」を使ったりすると、文章にメリハリが生まれてテンポが良くなります。

 

少し意識するだけで違うと思いますので、意識することをオススメします。

実際ここまでの文章でも、その辺りは意識して書いていますので、良かったら読み返してみてくださいね。

 

(2)誤字脱字

個人的に、ネットの記事で特におざなりにされがちなのは誤字脱字だと思います。

記事内容が良ければ誤字脱字は二の次。
そんなふうに思っているのかもしれません。

 

雑誌や書籍に比べ、ネット記事はそこまで厳密な校正をしていないサイトが多いのかもしれません。

特に個人サイトでは気にしていないことがほとんどだと思います。

 

ですが、誤字脱字は気にすべきです。
てにおはの違いや漢字の変換ミスのせいで、あなたの真意が相手に伝わらないのはもったいないですよね。

「そこまで気にしてないでしょ?」と思うかもしれませんが、誤字脱字は微妙に読むリズムを狂わせます。

 

1、2回なら良いかもしれませんが、それが続くと先を読んでもらえない可能性が高くなります。

それだけではなく誤字脱字が続くことで情報の信頼性が低下してしまい、ひいてはあなた自身の信頼性の低下にも繋がりかねません。

 

そういえば、「自身」と「自信」もよくある誤字ですね。
しかもこれが「地震」と変換ミスして気付かなかったら、読む人によっては「不謹慎」と捉えるかもしれません。

できれば誰かに読んでもらったり、自分で声を出して読めればベストですが、少し読み返すだけでも最低限は防げると思います。

 

6.修正

次は記事の修正についてです。
とりあえず、あとで誤字脱字に気づいたら都度直すようにしてくださいね。

 

(1)商品の修正があったときには適宜変更する

修正の中で比較的多いパターンとしては、商品に変更があったり、商品の説明や内容に誤りがあった場合です。

ユーザーや企業から指摘があったり、自分で気づいたりなどパターンは様々ですが、極力最新で正しい情報になるように努めましょう。

 

自分自身のサービスや商品で変更があった場合は尚更ですし、アフィリエイトなどをやると販売終了したり広告基準の変更などもありますので、適宜チェックしておいてください。

 

(2)サーチコンソールで流入キーワードをチェックし、追記

グーグルが提供している無料のツールで、サーチコンソールというものがあります。

これはあなたのサイトにアクセスしているユーザーが、実際にどんなキーワードで検索してアクセスしてきたのかを見ることができます。

 

主に見るのはサブキーワードですね。
大体は「筋トレ サプリ」などのように、2つか3つくらいの言葉で検索してアクセスしてきます。

事前にリサーチをしているとは思いますが、思いもよらないキーワードでアクセスしている場合もあるんですよ。

 

もしその記事の中でそのキーワードに触れていないのであれば、追記をすることでより多くのアクセスを見込めるかもしれませんし、滞在時間も長くなります。

 

(3)アクセスの低い記事は構成や記事内容を見直す

アクセスを集めたいのに集まっていない記事に関しても、適宜テコ入れをしましょう。
テコ入れのポイントはいくつかあります。

・記事タイトルを変える
・記事の構成を変える
・記事ボリュームを増やす

 

大きくはこの3つです。

 

記事タイトルを変える

先ほども書きましたが、記事タイトルは非常に重要です。
検索結果に出てきて、クリックするかどうかは記事タイトルにかかっています。

アクセスが集まらない要因はいくつかありますが、記事タイトルは一つの大きな要因です。
インパクトが足りないと思ったら、見直してみましょう。

 

記事の構成を変える

あまりめちゃくちゃな構成にすべきではないですが、やはり序盤である程度掴めないとユーザーはすぐに離脱してしまいます。

この辺りはあなたがその記事で狙っているキーワードで実際に検索してみて、検索上位にきているサイトをチェックすることをオススメします。

 

それらのサイトを参考に、例えば顧客のレビューを始めに持ってきたり、値段を最後の方に持ってきたりなど、構成を変えてみましょう。

 

記事ボリュームを増やす

検索上位にいくためには、滞在時間も重要になります。
ですので、アクセスが低い記事の見直しが必要になるというわけです。

記事ボリュームに関しては流入キーワードを参考にしても良いですし、もう少し細かく説明できるものがあれば追記するのも良いでしょう。

 

ただこれもやはり検索上位のサイトをチェックして、あなたの記事に足りていない情報や、他のサイトでは深掘りできていない内容などを追記するのが効果的です。

 

7.アクセスアップ

(1)検索上位にいくために必要な3つのこと

まず前提として、検索上位にいくためには大きく3つの要素が重要になります。

・PV
・滞在時間
・クリック率

 

どれが一番重要ということではなく、3つとも重要です。
自分自身でできる対策は下記の通り。

 

PV=TwitterなどのSNSで流入させる。内部リンクを充実させる。

滞在時間=記事の質や量を高める。内部リンクを充実させる。

クリック率=記事タイトルを見直す。テーマを見直す。

 

(2)PV対策:Twitterアカウントからアクセスを集める

「Twitterは終わった」
「今の若者はインスタ」
「世界的にはほとんど使われていない」

などと言われますが、まだまだTwitterの集客力はバカにできません。

 

というか、Twitter以上に拡散力のあるSNSは無いです。

世界的に見てユーザーは減少傾向にあるようですし、Twitterとしての収益の面では厳しい部分もあるかもしれませんが、先ほども書いたとおり日本人は今も昔もつぶやきが本当に大好きです。

 

ほとんどのユーザーが匿名というのも、Twitterの手軽さに一役買っていると思います。
使い方を間違えると怖いですが、味方にできれば強力な武器になり得ます。

アカウントを持っていないのであれば、まずは作ることをオススメします。

 

(3)PV+滞在時間対策:内部リンクなどを活用し、滞在時間を伸ばす

同じような内容の場合は内部リンクを活用する

内部リンクは、滞在時間とPVアップの対策になります。

リンクは内部リンクと外部リンクがあり、外部リンクは他のサイトにリンクを張ることで、内部リンクは自分のサイト内でリンクを張ること。

 

例えば同じようなテーマで記事を書くときに、すでに別の記事でまとめている項目がある場合はその記事に内部リンクを張りましょう。

二度手間を防ぐのはもちろんですが、グーグルは同じサイト内に同じような内容が書かれてることをあまり好みません。

 

いくら記事の文字数が多くても、他の記事と同じ内容だったり、引用を多用していると意味がないので注意しましょう。

言うまでもなく、コピペは論外です。

 

あなた自身が記事を書くなら問題は無いんですが、問題は別の人が書く時。
特に外注などですね。

平気でコピペした文章を送ってくる外注もいますので、対策が必要です。
コピペを判定するツールなどがありますので、面倒ですが活用することをオススメします。

 

少し話が逸れましたが、内容が被る場合は同じことを書くのではなく、内部リンクを張りましょう。

 

内部リンクの3つの活用方法

内部リンクの他の使い方としては、下記のものがあります。

・関連記事の紹介
・人気記事の紹介
・自分のサイト内でのまとめ記事

 

内部リンクを活用できれば、滞在時間だけでなく当然ですがPVもアップします。
念のためにPVについてお話しすると、PVはページビューの略。

ユーザーがそのサイト内でどのくらいのページを見たかの指標なので、PVだけで考えれば10人が1ページ見るのと、1人が10ページ見るのはどちらも同じ10PVです。

 

アクセスが少なくても、PVがアップすればじわじわと検索順位を上げられる可能性があるので、ぜひ意識してみてください。

 

(4)滞在時間対策:記事のボリュームを増やす

1記事2,000〜3,000文字以上が1つの目安

わかりやすい滞在時間の対策としては、記事のボリュームを増やすことです。
目安としては、1記事2,000〜3,000文字以上は欲しいところです。

記事の分量はSEOに影響しますし、アクセスしたユーザーもサラサラと読み終わると物足りなさを感じる場合が多いです。

 

最近はスマホで見る人がほとんどなので、結構分量があってもサクサク読み進められてもらえます。

とはいえ、ただ文字数を増やせば良いというものでもありません。
先ほど書いたとおり、コピペや他の記事と同じようなことをいくつも書いても意味は無いです。

 

文字数が多ければ良いわけではない。読みやすさの対策も

あとは、いくら文字数が多くても構成がまとまっていなかったり、内容が散らかっていたりすると早々に離脱され、逆効果になります。

例えばこの記事のように目次を付けるなどは、見やすさ対策へのわかりやすい一例です。
記事の途中からも読めますので、人によってはそういう読み方も想定できます。

 

だからこそh2やh3タグはキーワードも大事ですが、「ここでは何について書いているか」を明確にしておくことも大事です。

その他に記事のボリューム、というか滞在時間を増やす方法としては動画を埋め込むというものがあります。

 

今はYouTubeのアカウントがあれば気軽に動画をアップできますし、動画の埋め込みも簡単にできます。

記事の内容によっては文章よりや画像よりも動画の方がわかりやすい場合もありますので、そういう場合は気軽に動画を活用しましょう。

 

あとはこの記事のように、画像を活用するのも見やすさの工夫の1つです。

 

番外編:ヒートマップを使って測定する

こちらは資金にある程度余裕があったり、販売したい商材が明確にある場合になると思います。

サイトの解析ツールとして、ヒートマップツールというものが存在します。
こちらは私も以前使っていた、Ptengineというヒートマップツールの紹介動画です。

先ほど記事の修正の項目で記事の構成を変えるというお話をしましたが、ヒートマップツールがあるとそれが非常にわかりやすいです。

離脱した場所や読まれている場所が一目瞭然なので、読まれている場所が後ろのほうだったら前に持ってきたり、離脱の多い場所にテコ入れをしたりできます。

 

一応無料で使えるものや無料版もありますが、機能やPVなどでかなりの制限があるので、使うのであれば有料版をオススメします。

 

まとめ

私自身がDSRというサイトでやってきたことや、やっていることについてまとめてきました。

ただ、かなり網羅的に書いてきましたので、これでもやってきたこと、やっている内容の一部という感じです。

それでも文字数としては1万文字を超えてしまいましたが。。。

 

とはいえこれをしっかり読み込んで実践していただければ、テーマにもよりますが月間1万PV程度はすぐに目指せるはずです。

やることは非常に多いですし、サイトを作って「はい終わり」というわけでもないので大変ではありますが、オウンドメディアは今後ますます重要な集客ツールになってきます。

 

まだまだ参入できる内に手を打っておくことをオススメします。

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